競馬のブックメーカーで採用されているデッドヒートルールとは何なのか
競馬のレースに賭けられるブックメーカーサイトの中には「デッドヒートルール」と呼ばれるものが採用されることがあります。
競馬では、馬体が決勝線に達した順に1着、2着、と着順がつき、目視で判断できない場合は写真判定が行われます。
しかし、まれに写真判定を行っても着順が決まらないことがあります。
この場合、判定の対象になった複数の馬は同着と扱われます。日本の競馬では同着になった場合、馬券の対象となっていれば通常通りに払い戻しが行われ、同着となった馬の着順次第では当たりの組み合わせが2通り以上になることがありますが、控除率が低く設定される傾向にあるブックメーカーでこれと同じ仕組みを導入すると、払い戻しの対象となる人が増えてしまい、利益を得られなくなってしまいます。
そこで導入されているのがデッドヒートルールで、払戻オッズを同着となった馬の頭数で割った後に精算を行います。
同着の対象となる馬の頭数は2頭が圧倒的であるため、同着となった馬に賭けていた場合は払戻オッズが半分となるでしょう。
デッドヒートルールは、様々なスポーツで採用されています。 比較的適用されやすいのは、ほぼ必ず同じスコアの選手が複数でるゴルフで、複数選手間の勝敗予想でよくこのルールが適用されています。